ローマ 02(コロッセオ) 5月17日(日)


コロッセオは72年にヴェスパシアヌス帝が手がけ、80年にティトゥス帝が完成させた円形競技場である。高さ57m、4階建ての巨大な石造建物で、現在の15階建てビルに相当する。皇帝の役目として、戦いに勝利して帝国と市民の安全をはかることの他に、ローマ市民へのサービスが欠かせないようで、コロッセオを造ったのもその一つにあたる。捕虜や奴隷の中から選ばれた剣闘士と猛獣の対決なども行われた。






階段を下って、コロッセオに向かう。人の大きさと比べるとコロセウムの巨大さがはっきりと分かる。




 

フォロ・ロマーノの一部が真横に見える。フォロ・ロマーノの「フォロ」とはフォルムとも書き、広場という意味である。7つの丘に囲まれた中央の低湿地を埋め立てて、カエサル・オクタビアヌス以降に多くの皇帝が、神殿Tempio・凱旋門Arco・バシリカBasilica・クーリアCuria(元老院)などを集中的に建てたところであり、政治の中枢にあたるとともに、市民が集まる中央広場であった。






コロッセオに入場する。




 

コロッセオの内部。




 

コロッセオの内部。座席と地下部分の猛獣の檻のあったところが露わになっている。




 

あちこちで記念撮影が行われる。






イタリアの花嫁さん。他でも結婚式を見た。お日柄もよろしかったようですね。






コロッセオの隣にあるコンスタンティヌス帝の凱旋門。315年に完成した。フランスのパリに建設されたエトワール凱旋門のモデルにもなっている。


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