コロッセオは72年にヴェスパシアヌス帝が手がけ、80年にティトゥス帝が完成させた円形競技場である。高さ57m、4階建ての巨大な石造建物で、現在の15階建てビルに相当する。皇帝の役目として、戦いに勝利して帝国と市民の安全をはかることの他に、ローマ市民へのサービスが欠かせないようで、コロッセオを造ったのもその一つにあたる。捕虜や奴隷の中から選ばれた剣闘士と猛獣の対決なども行われた。 |
階段を下って、コロッセオに向かう。人の大きさと比べるとコロセウムの巨大さがはっきりと分かる。 |
フォロ・ロマーノの一部が真横に見える。フォロ・ロマーノの「フォロ」とはフォルムとも書き、広場という意味である。7つの丘に囲まれた中央の低湿地を埋め立てて、カエサル・オクタビアヌス以降に多くの皇帝が、神殿Tempio・凱旋門Arco・バシリカBasilica・クーリアCuria(元老院)などを集中的に建てたところであり、政治の中枢にあたるとともに、市民が集まる中央広場であった。 |
コロッセオに入場する。 |
コロッセオの内部。 |
コロッセオの内部。座席と地下部分の猛獣の檻のあったところが露わになっている。 |
あちこちで記念撮影が行われる。 |
イタリアの花嫁さん。他でも結婚式を見た。お日柄もよろしかったようですね。 |
コロッセオの隣にあるコンスタンティヌス帝の凱旋門。315年に完成した。フランスのパリに建設されたエトワール凱旋門のモデルにもなっている。 |