ナポリはローマから南に200キロ離れたカンパニア州の州都であり、ローマ、ミラノに次ぐイタリア第3の大都市で、人口160万人。 昔から「ナポリを見て死ね」という諺があり、世界の3大美港として有名だが、ナポリを見たからといって、死ぬ気にはならない。 元々古代ギリシャ人が開いた植民都市であり、紀元前5世紀にネアポリス(新都市)と名付けられたギリシャ語が語源のようである。 古代ローマ時代から皇帝や貴族たちの保養地となっていて、彼らの別荘が集まっていた。 カエサルだけは別荘を持たず、友人のキケロや親族の別荘を訪ねたりして過ごしていたようだ。 町のあちこちにゴミが散乱し、スリが多く、マフィアの匂いがするとなれば、怖いイメージは隠せない。 ただし、ゴミ問題などはどの都市にも共通するものなので心配しなくてもいいし、どの車もホコリだらけでイメージはよくないが、 気にしなければ気にならないというか、陽気で細かいことにとらわれないのがイタリア人(ラテン民族)の天性の気質といっても いいかもしれない。 「ナポリ」には、あの天才的なドリブラーであったマラドーナ(現在アルゼンチン・ナショナルチームの監督)が所属していたわけで、 彼に纏わるダーティなイメージは仕方ないような気もする。 |
ナポリの港。われわれの乗る高速艇(双胴船)に近づく。 カプリ島まで約50分、縦揺れがひどく、しばしば、狭い後部甲板に避難した。 |
カプリ島の港に到着したあと、すぐに中型船に乗り換える。 中型船は小舟を引っ張りながら、青の洞窟へと進む。 |
間違いなく、青の洞窟に近づいたようである。 洞窟の入口はとても狭くて、順番待ちをしている。 4人乗りの小舟に乗り換えて洞窟に向かう。岩にぶつからないよう、観光客は船の中に寝そべることを命じられる。 |
洞窟に入ることに成功した。中は真っ暗で、やむくもにカメラのシャッターを押した。 洞窟内部で小舟が方向を変えると、確かに青い色が見えた。 |
青い。確かに青い。出口(=入口)に近づくと、さらに青い。 洞窟から出るのも順番待ちである。 |
フラッシュなしで撮っていたら、どうなっていたでしょ? |
無事に洞窟から出て、すぐ近くの階段から陸上に登る。 ここからなら、洞窟入りのようすがよく見える。 |
小型バスの乗り換えて島の中心部に向かう。 皇帝ティベリウスの家(要塞?)があるはず‥ 添乗員さんに尋ねてみたら、ここではないかと教えていただいた。「Villa San Michele」 |
美術館風の入口を入っていく(たぶん)外国人観光客たち。 |
「Villa San Michele」からの戻り道。 |
「Villa San Michele」からの戻り道。ここでTシャツを買ったことがわかった。 |
「ミニ・スペイン階段」と勝手に名付けたところが待ち合わせ場所となった。 周りにはお店がいっぱい集まっている。 |
カプリ島の昼食。蛸入りのリゾット。 |
オリーブオイルを使ったサラダ。 |
紅茶のことをイングリッシュティというらしい。おいおい、ティー・パックかよ。 |
カプチーノ。 |
高速艇に乗ってナポリに向かう。今度は揺れがない。ヴェスヴィオ山がくっきりと見える。磐梯山によく似ている。 |