北九州の旅「歴史を訪ねて」 2005年3月


D I A R Y 2 0 0 5 - 3

Special version




 春はなぜか、西に向かう。北九州の春でした。
 桜を見ることができるかも知れない‥と思いました。
 見どころは吉野ヶ里遺跡と門司港レトロですが、平戸と福岡にも立ち寄りました。
 長崎空港から福岡空港まで3日間ともレンタカーを利用したわけです。
 心配していた天候ですが、3日間とも晴れ。とても珍しいことです。

 以下は、3月29〜31日の旅のことをまとめたものです。
 今回の報告は写真に少しだけコメントを加えました。毎度のことです‥。
 

 アドリブは今のところ‥なしかな?(⌒m⌒)ぷっ





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肥前夢街道



嬉野温泉(1日目に宿泊)は、空港から40分のところに あり、時間が余るのでこの「肥前夢街道」に立ち寄りました。 いわゆるテーマパークでしょうが、午後の遅い時間帯 だったせいかどうか、お客さんはとても少なかったようです。 江戸時代風の建物を集めていろいろな催し物をやって いるのでしょうが、とりあえず、大道芸を最後に楽しみました。 「哀愁の三十路」(明日香 蓮)さんの南京玉すだれと 「日本一のいんちき芸人」(神谷 弦二郎)さんのガマの油売り でした。わずか4人のお客さんで、控えめにはしゃぎました。



ハミルトン宇礼志野



日本風の旅館ではなくて、このホテルを選びました。  夕食がイタリアンということで選んだわけですが、 暖炉のある1階が落ち着いた雰囲気で気に入りました。 温泉はナトリウム炭酸水素塩泉でお肌がツルツルになります。 いわゆる美人の湯です。 「これ以上美しくなるなんて‥どうしましょ?」



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聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂



ちょっと欲張って平戸へ行こうという事になりました。 坂の上に建つ教会ですが、訪れたときは、ちょうどミサをやっており、 遠くから覗く程度で、中に入れてもらえませんでした。 1931年に建てられたばかりですが、この教会が現役で活躍して いるわけで、それはそれで、ザビエルの遺産ということで納得しました。



聖フランシスコ・ザビエル記念像



いつも見かけるザビエル像とは感じが違いますが 彼はこの平戸を2回訪れ、好んで住んだようです。 領主の松浦氏の手厚い保護があったに違いありません。 大航海時代の幕開けを告げる出来事だったと思います。 「わが職場には、もっとザビエルに似た人がいますよ〜」



寺院と教会の見える風景



石畳の階段を下ると、カメラ・スポットがあります。 寺院に重なるように教会の尖塔が望まれる場所です。 静かな佇まいですが、 「行きは良い良い、帰りは怖いですね」



ジャガタラ娘像



ジャガタラお春‥などというと、つい長崎を連想してしまいますが  平戸・長崎の外国人に関係した婦女32名が この平戸からジャガタラに追放されたようです。



ポルトガル船入港碑



平戸にはオランダ商館とイギリス商館がありました。  有名なウイリアム・アダムス(三浦按針)もここで終焉を迎えたようです。 ポルトガル船が平戸に入航してもまったく不思議はありませんが 1639年にポルトガル船の来航が禁止されて鎖国が完成したのですね。



幸橋(オランダ橋)



1702年に築造された石造りのアーチ橋です。  架橋技術はオランダ商館の建造に携わった石工、豊前が 地元の石工たちに伝授したと言われているそうです。



六角井戸



日本では見られない形(六角形)の井戸です。  1542年に松浦氏の許可を得て居を構えた明の海商、 王直とその仲間が数多く平戸に住んだようで 井戸も明の様式で作られたと言われているようです。



松浦史料博物館



気になったものは立派な雛人形ではなくて  松浦氏が集めた地球儀と天球儀でした。 地球儀を平面にした世界地図が近くのお店にあったので 当然のごとく、1050円で買いました。


吉野ヶ里遺跡