黒部峡谷トロッコ電車

2010年9月29日




ここは「宇奈月」駅(標高224m)です。駅舎の上に青空が見えます。 黒部峡谷トロッコ電車の始発駅で、今回は「鐘釣」駅で折り返すことになっています。 もともと、関西電力が電源開発の資材運搬のためにつくった鉄道でした。 なお、私どもが利用するのは2度目です。

1927(昭和02)年11月 柳河原発電所が運転開始
1936(昭和11)年10月 黒部川第二発電所が運転を開始
1940(昭和15)年11月 黒部川第三発電所が運転を開始

このあと、「世紀の大工事」といわれた黒部川第四発電所(クロヨン)の建設につながっていきます。

1956(昭和31)年 10月、関電トンネルが扇沢からの掘削開始
1959(昭和34)年 黒部ダムと第四発電所を結ぶ黒部トンネルが開通
1961(昭和36)年 1月、第四発電所1号と2号発電機 運転開始
1963(昭和38)年 5月、黒部ダムが完成 6月、竣工式






宇奈月ダムがつくるダム湖です。エメラルドグリーンに輝く湖面の美しさが目立ちます。






新柳河原発電所の円形の建物は、ヨーロッパの古城のイメージです。






私どもが乗ったのはトロッコ電車のずいぶん後方の車両でした。 カーブにさしかかり、電車の前方が見渡せるようになりました。 天蓋がないので、帰りのときはずいぶん寒かったことを忘れることはできません。






黒部川第二発電所(地下式)の建物は「富山の建築百選」に選ばれています。






「鐘釣」に近い峡谷です。河原には、ブルドーザーが何台か見えました。






わたしたちは「鐘釣」駅(標高443m)で下車しました。ここまで約57分かかりました。 展望台まで行きましたが、黒部万年雪はすでにありませんでした。鐘釣温泉も河原の露天風呂も、時間切れで閉鎖されていました。 狭い通路のような駅売店あたりで、時間をつぶすしかありませんでした。 ここで、冷やかしのような紅葉の始まりを撮りました。




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