ここは「宇奈月」駅(標高224m)です。駅舎の上に青空が見えます。
黒部峡谷トロッコ電車の始発駅で、今回は「鐘釣」駅で折り返すことになっています。
もともと、関西電力が電源開発の資材運搬のためにつくった鉄道でした。
なお、私どもが利用するのは2度目です。 1927(昭和02)年11月 柳河原発電所が運転開始 1936(昭和11)年10月 黒部川第二発電所が運転を開始 1940(昭和15)年11月 黒部川第三発電所が運転を開始 このあと、「世紀の大工事」といわれた黒部川第四発電所(クロヨン)の建設につながっていきます。 1956(昭和31)年 10月、関電トンネルが扇沢からの掘削開始 1959(昭和34)年 黒部ダムと第四発電所を結ぶ黒部トンネルが開通 1961(昭和36)年 1月、第四発電所1号と2号発電機 運転開始 1963(昭和38)年 5月、黒部ダムが完成 6月、竣工式 |
宇奈月ダムがつくるダム湖です。エメラルドグリーンに輝く湖面の美しさが目立ちます。 |
新柳河原発電所の円形の建物は、ヨーロッパの古城のイメージです。 |
私どもが乗ったのはトロッコ電車のずいぶん後方の車両でした。 カーブにさしかかり、電車の前方が見渡せるようになりました。 天蓋がないので、帰りのときはずいぶん寒かったことを忘れることはできません。 |
黒部川第二発電所(地下式)の建物は「富山の建築百選」に選ばれています。 |
「鐘釣」に近い峡谷です。河原には、ブルドーザーが何台か見えました。 |
わたしたちは「鐘釣」駅(標高443m)で下車しました。ここまで約57分かかりました。 展望台まで行きましたが、黒部万年雪はすでにありませんでした。鐘釣温泉も河原の露天風呂も、時間切れで閉鎖されていました。 狭い通路のような駅売店あたりで、時間をつぶすしかありませんでした。 ここで、冷やかしのような紅葉の始まりを撮りました。 |