2009.11.30〜12.2



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シャンハイ(上海)に行ってきました。 関空からプートン(浦東)国際空港まで2時間半ほど、東シナ海の雲海を越えて、あっという間に着きました。 着陸した滑走路からターミナルビルまでがとても遠く、そのままこの飛行場の広さを表しているのだと思いました。

阪急トラピックスで行く2泊3日の旅、19,800円の格安海外旅行です。国内の1泊2日の旅に匹敵するものです。 実際には、サーチャージと空港利用料と保険とが加わり、プラス1万円が必要でしたし、お小遣いは別です。

なお、大阪とほぼ同じ気候かと思いましたが、朝晩の冷え込み以外は同じようなものでした。 それにしても、町全体を覆う、朝の濃い霧はいったい何なんだったのでしょう?

シャンハイは長江の河口に近く、黄浦江という名の川沿いに開けた小さな港町でした。 アヘン戦争後にナンキン条約によって開港し、イギリスやフランス租界ができたあたりから貿易港として栄え、 1920年代から1930年代にかけて極東最大の都市にまで発展しました。 現在はペキンやチョンチン、テンチンと同じ直轄市という位置づけになっていて、中国最大の商業・金融・工業都市となっています。 2010年には万国博覧会を控え、工事中の場所が目立っていました。

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初日の夜に、オプションである黄浦江のナイトクルーズを楽しみました。この川沿いにイギリスなどが建てた古い建物が集まっています。 写真はプートン(浦東, 黄浦江の東側のこと)に建つ東方明珠塔という名のテレビ塔。ちょっと変わった形なので、目印になりそうです。







2日目の朝、中心部にある上海市立博物館に向かいました。プラタナスの並木が目立ちましたが、これも紅葉ですね。







上海市立博物館の正面です。ガラス面に写っているのは対面の市役所ですが、壁面の窓がゆがんでいるのが、微妙に可笑しいですね。







3日目の朝、魯迅公園へ行きました。平日の朝というのに、人が一杯です。







ここも紅葉していましたが、日本人のように紅葉を愛でるということはなさそうです。







赤と緑のコントラストや陽が差して輝いているあたりは、とてもいい感じだとわたしは思いましたが、 中国人はそうは思っていないようです。







太極拳をやっているグループを捜しました。







フォークダンスや社交ダンスのグループが多かったようです。「星影のワルツ」が未だ人気のようです。







何となく、太極拳がいいなと思いました。このあと、この公園内にある魯迅記念館に入りました。








豫園(お金持ちが父親のために建てた立派な庭園)に行きました。 庭園そのものよりも、豫園の商場(お店)に行きたかったのですが、それは次回の楽しみにしてくださいとのことでした。 奇っ怪な形の石が目立っていましたが、あまり興味は沸きませんでした。







庭園内の大銀杏の木です。







明るい空をバックにするとどうしても写りが暗くなってしまいますが、ここで強調したいのは大銀杏の黄です。







美味しいスイーツを求めていた妻がようやく探し当てた、空港内のお店でいただいた、フレッシュマンゴ・アイスクリームです。 あはは‥かなり美味しかったです。


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一昔、よく紹介された洪水のような自転車の群れは、今や、都市では見られなくなった風景の一つかと思われます。自動車が溢れています。自転車の代わりに、バイクが歩道よりを走っています。何にせよ、怖いと思ったのは人ではなくて車が優先の道路です。たとえ、信号が青でもきょろきょろしながら安全に横断歩道を渡らなければならないようです。

一人っ子政策が進み、子どもたちは小皇帝と呼ばれて、大学進学まで面倒をみてくれるのが当たり前ですが、今や大学卒業生の数が 500万人に迫る勢いで、ものすごい数になります。大学を出たからといって就職が保障されるわけではないようです。わたしたちがお世話になった現地ガイドのリュウさんは、シンチャンウイグル自治区出身の漢民族とのことでしたが、大学はチーリン(吉林)省で、結局シャンハイ(上海)で就職にありつけたわけですから、辺境から大都会に出てきてようやく仕事にありつけたのでした。

中国では、美男美女であることも就職には欠かせないようです。空港のお店で働いている店員さんをみると、みんな美人揃いでした。あはは‥見ることはちゃんと見ていますとも。

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