読書ノート 2014ランダムに読んでいます。大阪モノ(ノンフィクション系)は、ほぼ繰り返し読みました。『アジア反日と親日の正体』(酒井亨) 『黒田官兵衛』(渡邊大門) 『大阪の近代』(大谷渡編) 『半島へ、ふたたび』(蓮池薫) 『侮日論』(呉善花) 『神戸謎解き散歩』(大国正美 編著) 『大阪の教科書』(橋爪紳也監修 創元社編集部編) 『企業家名言集』(大阪企業家ミュージアム) 『GUIDE BOOK』(大阪企業家ミュージアム) 『大阪府の歴史』(藤本篤一 前田豊邦 島田綾子 堀田暁生) 『大阪市の歴史』(大阪市史編纂所) 『大阪府謎解き散歩』(橋爪紳也編著) 『カリスマ案内人と行く大阪まち歩き』(栗本智代) 『大阪まち物語』(なにわ物語研究会編) 『大大阪モダン建築』(橋爪紳也監修 高岡紳一・三木学編著) 『なにわ大阪食べものがたり』(上野修一) 『はじまりは大阪にあり』(井上理津子) 『大阪城ふしぎ発見ウォーク』(北川央) 『暖簾』(山崎豊子) 『花のれん』(山崎豊子) 『しぶちん』(山崎豊子) 『ぼんち』(山崎豊子) 『仏果を得ず』(三浦しをん) 『しゃれことば事典』(相羽明夫) 『昭和史1926−1945』(半藤一利) 『昭和天皇独白録』(寺崎英成) 『昭和史 戦後篇』(半藤一利) 『断腸亭日乗(下)』(永井荷風)* 『偉大なる、しゅららぼん』(万城目学) 『下町ロケット』(池井戸潤) 『慈雨の音(流転の海 第六部)』(宮本輝) 『白ゆき姫殺人事件』(湊かなえ) 『ルーズベルトゲーム』(池井戸潤) 『生存者ゼロ』(安生正) 『パラドックス13』(東野圭吾) 『果てしなき渇き』(深町秋生) 『虹の岬の喫茶店』(森沢明夫) 『キング誕生/池袋ウェストパーク青春篇 』(石田衣良) 『マスカレード・ホテル』(東野圭吾) 『マスカレード・イブ』(東野圭吾) 『大阪文学名作選』(富岡多恵子編) 『外事警察』(麻生幾) 『蠅の帝国』(帚木蓬生) 『水神』(帚木蓬生) 『閉鎖病棟』(帚木蓬生) 『三たびの海峡』(帚木蓬生) 『風花病棟』(帚木蓬生) 『逃亡』(帚木蓬生) 『千日紅の恋人』(帚木蓬生) 『ギャンブル依存国家・日本』(帚木蓬生) 『安楽病棟』(帚木蓬生)* 『大博打』(黒川博行) 『左手首』(黒川博行) 『疫病神』(黒川博行) 『螻蛄』(黒川博行) 『暗礁』(黒川博行) 『カウント・プラン』(黒川博行) 『封印』(黒川博行) 『国境』(黒川博行) 『半島へ、ふたたび』(蓮池薫) 「ああ、見て、見て、あれ、朝鮮半島じゃない!」 家内の声に、急いで飛行機の窓から覗き見る。2008年2月23日午前10時10分のことだ。 眼下に広がる山野。 瞬間、背筋にヒヤリとしたものが走る。黒味がかった森と赤みがかった茶色の田野。そうだ。かの地の色だ。 僕たちが24年間、すべての自由を束縛されていた、かの地の土地の色だった。やはり、体は覚えていた。 訪ねたくてたまらなかった韓国。その地を見た瞬間、喜びに包まれるはずだった。でも、僕の体に刻み込まれていたおぞましい24年間の歳月が、その光景を目のあたりにしたとたん、 甦ったのだ。 1957(昭和32)年、新潟県生まれ。中央大学在学中に拉致され、北朝鮮での24年間に及ぶ生活を余儀なくされる。 帰国後、同大学に復学し卒業。2005(平成17)年、初の翻訳書『孤将』(金薫著)を刊行。現在は、新潟産業大学専任講師を勤めるかたわら、執筆・翻訳に携わっている。 2009年、『半島へ、ふたたび』で新潮ドキュメント賞を受賞。 反韓、嫌韓(反日、嫌日)の声が高くなった昨今ではなく、蓮池さんが韓国を訪れたころは、(一部の扇動者を除けば)日韓の大多数(一般国民)はお互いを理解しようと努めたはずで、 その交流には何の障害もなかったものと思われる。 誤った歴史認識をもちながら、それを語ることの意味さえ考えない輩がのさばっている昨今ではあるが、 マスコミや政治家どもが対立を煽っているような気がして仕方ない。 両国の不幸な歴史を誠実に振り返ることをしない限り、わが国が間違った方向に進むことは確実で、これを憂うばかりである。 『侮日論』(呉善花): 反日少女から転じて日本に帰化 現代の華夷思想=侮日論「日本人の侵略的かつ野蛮な民族的資質」 李承晩「対馬は韓国の領土だ」 ・ アメリカは「対馬は古くから日本の領土だ」としてこれを一蹴 ・ 馬山市2005年3月に「対馬島の日」(6月19日)条例を可決 国連人種差別撤廃委員会が韓国が単一民族や血統を強調することに対して「人種差別につながるんで、政府は適切な措置をとるべきだ」と勧告(2007年8月21日) →韓国の教育学者たちの指摘(朴母、・京仁教育大学教授) ・ 小学校の教科書は、過度に単一民族や血統などを強調している。そのため、外国人への人種差別や他文化排斥を 当然視する誤った認識を植え付けるおそれがある。 ・ 韓国史を取り扱った小学校4〜6年生用の社会科教科書は、過度に民族中心的に叙述されている。 ・ 小学校教科書には、民族文化の優秀性を強調するために他民族をけなす記述が多い。 ・ とくに、日本人は文化的に我々(ウリ)より劣等だと一貫して記述されている。 ・ 小学校6年生用の道徳教科書では、「外国に住む同胞も、私たちと同じ民族、同じ血筋なのです」と記述している。 ・ 単一民族と民族血統中心の歴史教科書記述が、深刻な社会問題につながる可能性がある。 『三たびの海峡』(帚木蓬生) 『蠅の帝国』から始まり、歴史物をひとつ挟んで、『閉鎖病棟』『三たびの海峡』へと逆読みをしてきました。 帚木蓬生氏の凄さに参りました。次は『逃亡』を読む予定です。天満橋のジュンク堂に置いてあるはずです。 「あべのハルカス」のジュンク堂に置いてありました。近くてよかったです。 『大阪文学名作選』(富岡多恵子編) かいだるい【腕弛い】( 形 ) [文] ク かひだる・し 〔「かいなだるい」の転。中世・近世語〕 疲れてだるい。かったるい。(「大阪の教科書」:河内弁 泉州弁も同じとある) 大辞林 第三版 あじきない 1,味気ない(形)[文]ク あぢきな・し〔形容詞「あずきなし」の転。「味気」は当て字〕 @「あじけない」に同じ。「−・い話」 Aそれだけのかいがない。つまらない。無益だ。 「家をつくるとて宝を費し心を悩ます事は,すぐれて−・くぞ侍る/方丈記」 Bやり切れない思 ... 大辞林 第三版 歩けまっくらい 歩けないであろうか、いや歩けるという反語の結びであって、これは語り手の負けん気の強さをあらわす河内言葉だと思われる。 阪田寛夫「わが町(抄)」本文で解説あり 『ギャンブル依存国家・日本』(帚木蓬生) わが国の公営ギャンブルは総計5兆3000億円 競馬(27ヶ所)中央競馬:2兆4000億円・地方競馬:3500億円 競艇(24ヶ所):9000億円 競輪(43ヶ所):6000億円 オートレース(6ヶ所):700億円 スポーツ振興くじ:1000億円 宝くじ:1兆円:払戻金が4500億円、自治体が4000億円、手数料が1500億円 手数料1500億円のうち、みずほ銀行が1000億円・その他500億円が、全国1万7000ヶ所の宝くじ販売所・公益法人(財団法人日本宝くじ協会180億円・財団法人自治総合センター・財団法人全国市町村振興協会)で分配される。他にも財団法人として、全国市町村研修財団、自治体国際化協会、自治体衛星通信機構などがあるが、実際は看板のみで、そこの役人が報酬だけを受け取っているのではないでしょうか。 パチンコは公営ギャンブルではない(1万2千店):20兆円 大阪市の規則違反:@フィギアスケート四大陸選手権大会(大阪市中央体育館)で某大手パチンコ店の名前が書き込まれた。A地下鉄御堂筋線、10輌1編成の車両全体を大手パチンコ店のラッピング広告で覆いつくされた。 カジノ誘致の先頭を突っ走っているのが大阪市の橋本市長と松井知事です。 |