日帰りの旅(岡山)  2016年9月22日


岡山県に向かったのは、ぶどうが第一の目的でした。ついでに、閑谷学校と久しぶりの倉敷でした。 いつの間にか、メインは「閑谷学校」になってしまいました。 江戸時代前期の寛文10(1670)年に岡山藩主池田光政によって創建された「現存する世界最古の庶民のための公立学校」なり。 ここで明治の時期ですが、正宗白鳥、大原孫三郎、三木露風らが学んでいたようです。なぜか、皆さん、早稲田大学つながりのようです。 雨に煙る学校跡を訪ね、「あいうえお論語」(210円)を買って帰りました。




閑谷学校の校門(鶴鳴門)の屋根は備前焼の本瓦葺き。





正面は聖廟(孔子廟)と楷の木。右隣りは学校の創始者、池田光政を祀っている閑谷神社。こちらが一段低くなっています。




(国宝)講堂。現在もなお現役であり、ここで研修生が学ぶそうです。





(国宝)講堂の内部。かつては、この場所で四書の朗読が行われたようです。





(重要文化財)文庫





火除山

西にある学房跡にはかつて、学房(生徒の宿舎)・習字所・校厨(台所)・食堂・米蔵・教員や役人の宿舎・来訪者の宿舎 などが立ち並んでいました。火事で多くの建物が焼失したことがあるが、その火事が本堂等に燃え移らないようにこの山が造られたようです。




学房跡に建てられた(登録有形文化財)資料館

明治38(1905)年に私立閑谷中学校本館として建設されました。このときは私立でしたが、やがて公立となります。




資料館二階の廊下。展示室内は撮影禁止です。





(重要文化財)石塀が学校全体を囲んでいます。






西の屋・菊ケ峠店の(食べ放題の)ぶどうたち。もっぱら、シャインマスカットと桃太郎を食しました。 懐かしの「ドイツの森クローネンベルク」に近いようです。






倉敷美観地区の堀





堀をバックに萩の花





幸せそうなお二人さんをパチリ。