赤沢自然休養林(長野県木曽郡上松町 , 標高1,080m以上)を行く森林鉄道は片道1.1kmで、渓流沿いを走っている。
「森林浴」のため、帰りは歩いて降りた。
この地で、昭和57年に「第1回全日本森林浴大会」が開催され、「森林浴発祥の地」として知られるそうだ。 「赤沢美林ガイド」には森林浴の効用が次のようにまとめてあった。 1,殺菌効果:樹木が発散する酸素や香りには殺菌効果が含まれていて、病原菌や細菌を寄せ付けない作用が働いています。人にとっても好環境となり、その効果は想像以上のものです。 2,森林の香り:森林の中にいなくても、ひのきのようにすてきな香りに出会うとホッとするはず。樹木や草花の香りには心を静めるアロマテラピー効果があり、森の中を歩いていると、気持ちが安らいでくるのはこのためなのです。 3,森林の色:植物の種類や、季節によって森の色は異なってきますが、基本的には心理的に「落ち着き」を誘う緑が中心。感動的な紅葉の色も、心に新しい風を呼び起こします。 4,森林の空気:空気中のチリやススも、森林がフィルターとなってシャットアウト。適度な湿度とバランスよく調和して、わたしたちを優しく包み込んでくれているのです。 5,酸素の供給源:植物は二酸化炭素を吸って、酸素を発散しています。だから森林の中には、新鮮で中身の濃い酸素がいっぱい。思いっきり深呼吸をしてみましょう。 6,防風・遮光効果:よく成長した森林は、背丈も高く生い茂っているから、真夏の直射日光を遮り、いつも涼風のさわやかさ。強風や突風からもわたしたちを守ってくれます。 7,防音効果:都市の騒音は森の中にはありません。清流のせせらぎ、野鳥のさえずり、優しい風の音など、静寂の森に耳を澄ませば、心地よい自然の声が聞こえてきます。 快適な散歩道は、あっという間に終わってしまいました。 |