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Special version 4


JTB 伊豆・箱根「優雅な休日」旅のまとめ 4/1

久しぶりに、東に向かう。関所で足止めだったが‥。富士山をバックに菜の花を、そうでなければ桜を、のはずだった。さてさて、どんな報告になるのか。自分でも分からない。

以下は、花冷えの 3月29〜30日の旅のことをまとめたものである。今回の報告も短いものとする。相変わらずで、悪しからず。
 

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雨の中を走る

29日に出発。東名高速に入ったあたりから雨。
浜名湖のSAで昼食。定番の天ぷらそばだ。旅に出ると、そばがいいのだ。

日本平は霧の中。久能山の石垣いちごがが見えた。そして、美保の松原は雨の中。

「ラフォーレ修善寺」に到着した。高原のリゾートはいいのだが、ホテルと食事場所とお風呂へはバスで移動。布団は自分で敷く、などとまるで修学旅行気分だった。

 



 

 箱根の杉並木と関所跡


 昼なお暗き‥というのは雨のせい
 だろう。
 寒くて、寒くて、入り口のあたりで
 引き返してしまった。
 滝廉太郎作曲の
 「箱根の山は天下の険‥」
 の石碑を発見した。
 思い起こせば
 しばしばわかりづらい歌詞だった。
 それでも、なおかつ
 思い出すのはなぜだろう?
 




 関所破りは
 意外に少なかったようだ。
 お目こぼしがあったようだ。
 道に迷ってしまったので‥
 というあたりで
 軽い罪で済んだらしい。 
 磔、獄門よりも
 石を膝に載せられての
 拷問の方が痛々しい。

 ここで息子向けのお土産を買った。
 ただの(無料ではない)
 キーホルダー。
 安上がりでいいや。

 
  


 船着き場の風景だ。
 大きな船に乗るわけだ。
 乗ったのは海賊船ではなくて
 別の会社の船だった。
 ここで、娘のためのお土産を買った。
 スヌーピーのオルゴールだった。
 山の上に立ちこめた雲がやがて
 湖を覆ってしまう。
 やがて、雨が雪となり
 一気に銀世界に変わってしまった。
 春の珍事‥
 北海道では経験したことがあるが、
 本州だからね。
 いえ、日頃の行いがいいもので‥。
 



 

 駒ヶ岳ロープウェー

えっ! こんな雪の中を、何も見えないのに登るの?非難轟々、臆せぬJTBの添乗員。 目の前の雪景色だけを覗いて、山上ではストーブにあたる。 これもまた一興と、震えていた。 雪が止んで、雪景色に変わった駒ヶ岳を撮る。

 
  


  
 

 大涌谷

遠くに雪を被った富士山のすそ野がかすかに見えた。そして、大涌谷の硫黄臭の湯煙?
黒卵は買わなかった。死ぬまで生きる、ほどには食べきれないと観念したのだ。

  
 
 
 
 

 下りの道で

雪の積もった下りの道を歩く。先を行くお方は誰でしょう? 敬意を表し、華奢なお方と言っておこう。馬酔木の木に積もる雪。まぁ、いいでしょう‥と自分で納得。
 

  

  
 
結局、つまりは、富士山をみることが出来なかったし、さくらも、菜の花も眺めただけだった。ずいぶん久しぶりに箱根まで行ったことに悔いはない。帰りに、焼津に寄り、まぐろの角煮とさくら海老を買って帰った。

とても嫌な思いを抱えての旅だったが、こんな旅もあるだろう。まさかと思うが、気を紛らすために、行きのバスで推理小説を1冊読み終えた。そのせいか、帰りのバスではひたすら寝た。最後のPAは草津だった。誰か、居たよな。