東北の小京都「角館」






角館(仙北市)


正式な角館藩なんてのがあるのかと思いましたが、なさそうです。久保田藩(秋田藩)20万5千石(外様 大広間 国主)の一部に当たるようです。 藩主の佐竹家は、由緒ある源氏の血筋であり、元々常陸の国(茨城県)で50万石以上の力を持っていました。関ヶ原の戦いの際に 曖昧な態度を取ったために、家康から旧領をもぎ取られ、秋田に転封となってしまったようです。 佐竹家の伝統に従って、領地の一部が佐竹四家に分割され、角館は佐竹北家の預り領となりました。 久保田藩(秋田藩)の「支藩」のような存在でした。角館には佐竹北家の屋敷が構えられたとのことです。

久保田藩(秋田藩)は戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に加わらず、薩長新政府側に立ったそうです。 それでも、角館は昔の武家屋敷がそのまま残ったようですから安全だったようです。

青柳家

男鹿半島から約2時間、桧木内川(ひのきないがわ)沿いの駐車場に車をとめて、いざ出発です。 目指す青柳家に最も近いところだったのが幸いでした。 青柳家は元芦名家に使えましたが、芦名家断絶のため、佐竹北家に仕えることになりました。 平社員から課長(あるいは部長補佐)クラスにまで出世したようで、石高80石まで加増されたようです。 上級武士の仲間入りを果たしたわけですが、なかなか立派な家に住んでいると思いました。 平成元年より「角館歴史村・青柳家」が開村したようです。








 

表町下丁の通りを少しだけ進んだところです






 

青柳家の薬医門です

 




 

角館歴史村・青柳家案内図

 




 

入場券は大人500円

 




 

火縄式三回転銃

 




 

解体新書の挿絵を担当した小田野直武

 




 


広い庭の一部
 




 


有名な桜細工
 







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