美食と祈りの島 五島列島1日目  2018年11月25日


西に向かうときはたいてい、長崎県に行きます。今回は、ミステリーツアーではありません。

25日に福江港に着き、その日のうちに鐙瀬溶岩海岸&鬼岳に行きました。その鬼岳の中腹に五島コンカナ王国(宿舎)がありました。

西は東シナ海、東は五島灘に面し、中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島および諸属島を総称して五島列島と呼びます。 北東から南西に約 80kmにわたり、大小 140あまりの島々からなり、行政的には五島市(奈留島、久賀島、福江島など)、新上五島町(中通島、若松島など)に属しています。[ブリタニカ国際大百科事典より]




博多まで約3時間。観光バスで長崎港まで約3時間。船で福江港まで約2時間です。結構、時間がかかります。いわゆる九州の西端に向かいます。




魚とうどんが美味しいと聴きましたが、どんなものでしょう。。





長崎港です。どの船かは知りませんが、ジェットフォイルで(高速船)で、1時間50分かかるようです。 中通島の奈良尾港を経由するので、余計に時間がかかっています。東シナ海の大海原は波も静かでしょうか?

全く揺れることなく、時速82.8kmまで出ていました。




反対側には豪華客船、こちらには豪華貨物船(LPGタンカー)なり。





遠くに教会があります。





波静かな大海原でフェリーとすれ違いました。明後日、あの船で長崎港に戻るものと思います。(予想は当たっていました‥)




鐙瀬(あぶんぜ)から見た鬼岳はなだらかな、丸っこい山ですが、元は火山でした。





鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸は鬼岳から溶岩が流れ、固まったところです。





鬼岳には中腹から歩いて登りました。夕焼けの頃のことです。ただし、頂上ではありません。





宿舎であるヨンカナ王国は、「また来てね」といった意味だそうです。温泉があります。





右に向かうと、洋風コテージがあります。かなり広々としています。フロント、夕食会場、ワイナリー、温泉、朝食会場など別棟となっています。




25日の夕食。はこふぐが珍しい。





五島うどんはいつも登場します。そうめんより少しだけ太い。決め手は飛魚(あご)出汁(だし)でしょうか。



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美食と祈りの島 五島列島2日目  2018年11月26日


翌26日に福江島を一周したあと、上五島の中心である中通島に移動しました。この日の宿舎はホテルマリンビアなり。残念ながら、温泉はなし。

潜伏キリシタンは禁教令が解かれた明治以降に名乗り出た人たちで、隠れキリシタンはその後も秘かに信仰を守り続けた人たちです。なお、現在、五島のキリシタンは全人口の1/4だそうです。五島の教会は全部で53、上五島に29です。従って、寺や神社がたくさんあるわけですが、車窓から出しか見ることはありませんでした。

「長崎と天草諸島の潜伏キリシタン関連遺産」のごく一部を訪ねた次第です。




井持浦(いもちうら)ルルド。ルルドとは、洞窟の前にある泉といった意味のようです。フランスのルルドにならったようです。聖母マリアに導かれて教会が建てられた場所です。




手前の木に隠れて、分かり辛いですが、井持浦教会は、なかなか立派な建物です。





大瀬崎断崖(燈台)

現在はGPS で航行するので、燈台は記念碑的な役割を果たすだけ、とのことです。





東シナ海での大漁・海の安全を祈って建てられた魚藍観音。鯛を抱えています。そこは展望所にもなっています。




中通島(新上五島町)に向かうチャーター船か立ち寄ったキリシタン洞窟なり。





矢堅目(やがため)の塩作り。海水を煮詰めます。濃くなった塩水をかん水と言います。





第2工程。かん水を煮つめて塩の結晶を作ります。完成まで二週間かかるそうです。





子どもたちにはあの岩がトトロに見えるそうで、トトロ岩とよばれているそうです。





青砂ケ浦天主堂。長崎では必ず帽子を被らず、靴を脱いで天主堂に入ることになっています。





26日の夕食。五島牛がいい。





伊勢海老の味噌汁は安乗崎では赤味噌、こちらは麦味噌?

普段は断然麦味噌ファンですが、伊勢海老の場合は赤味噌がよさげです。



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美食と祈りの島 五島列島3日目  2018年11月27日


大曽魚市場で「漁師の朝めし」ー龍馬ゆかりの広場ー頭ヶ島天主堂ー「五島地獄炊きうどん」の昼食ー奈良尾港〜長崎港ー博多駅ー新大阪駅〜自宅




水揚げ風景ではなく、魚市場の競りを見学しました。競り落とした者が札を投げ、司会役がそれを受け取るのが上手です。




場所を変えて朝食です。焼き魚もブリの味噌汁も出来立てで、美味しゅう頂きました。五島で最も印象に残った食事でした。焼き魚以外はお代わりがいくらでも出来ます。




大漁旗は中学校の美術部員の作品です。どちらの旗にも名前が載っていましたが、両方に別の外国人の名前がありました。漁師さんも外国人の助けを借りているに違いないと思いました。どうだか?



亀山社中の船が難破して亡くなった志士たちの冥福を祈る龍馬の像が建っています。ハンサム顔で、長崎出身の福山雅治にも似ていないと地元の若いガイドさんが宣わっていました。

確かに、桂浜(高知)の龍馬の方が素朴な感じで好ましいと思います。



頭ヶ島天主堂です。石造りの教会です。現在、この地区に住んでいる人はたった6人だそうです。それでも世界遺産「頭ヶ島の集落」であり、入場が制限されていて、決められたシャトルバスでしか入れません。



頭ヶ島天主堂のルルドなり。





頭ヶ島のキリシタン墓地。





昼食ですが、なにかが、足りません。





いわゆる釜揚げうどんです。





お代わりは何度かしましたが、もう無理です。




海堂神社。かつて捕鯨が盛んだった有川地区です。鯨のあごの骨が使われています。




上五島では西肥バス、福江島では五島バスのお世話になりました。

このあと、奈良尾港から長崎港へはフェリーで2時間30分かかりました。





とても美味しいお弁当でした。(夕食は新幹線にて)