すみよし歴史案内人の会「長居」  2017年4月4日


タイトルは「環濠の村(寺岡・堀村)と摂津・河内の国境を歩く」でした。新コースらしく、わたしは興味深々でしたが、さほど人気はなかったようです。 参加者は2名、ガイドが2人、サポーター1名ということでした。この日はJR「長居」駅改札口が集合場所でした。 市バスで行ったわけですが、4月1日から時刻表が変わったばかりで、それを失念していて、ちょっと慌ててしまいました。無事にたどり着きはしました。

明治19年の地図を見ると、長居には寺岡村と堀村以外には田畑が広がっているばかりでした。昭和35年の地下鉄御堂筋線の開通により、いきなり長居にも町が開けたとのことです。




JR「長居」駅から西に向かいました。そもそもJR「長居」駅を利用することはなく、西に向かうのも初めてかもしれません。 ただし、地下鉄長居駅はしばしば利用しますし、住吉街道もことある度に歩くので知らないところではありません。




戦国時代に「寺岡砦」という戦闘防備のための環濠集落ができた模様。環濠の水(及び依網池)が細井川の源流だったとのこと。




村社である神須牟地神社。「神須牟地は難しいと思いますが、読めますか?」って聞かれましたが、中臣須牟地神社で御馴染みでしたから、すんなりと読めました。 住道(すんじ)村の須牟地神社との繋がりもあるとお聞きました。




多米社跡。住吉大社の種貸社になったそうです。多米社前に登場する多賀谷氏も、その子孫を知らないわけではありません。




臨南寺には藤山寛美のお墓があるそうです。長居公園も、以前は「臨南寺公園」と呼ばれていたそうです。




長居公園のサクラも咲き初めではありますが、見栄えがよくなっています。





「長居東の遺跡」に堀村の説明がしてありました。この案内板を見るのは初めてです。




サンコーフルーツのすぐ西側の道です。東住吉区と住吉区の境界だそうで、なんと「難波大道推定中心線」というのは初耳でございます。




堀村の保利神社です。堀村環濠集落の「西ノ口」門で解散した後、保利神社を抜けて東に向かい、自宅に戻る最短コースを採りました。