大阪あそ歩  2016年4月15日


五代友厚の墓所をたずねて 〜阿倍野発展秘話!〜

防災センターと阿倍野墓地が終われば、あとは特に用なしと思っていましたが、そんなわけではなかったようです。

ここには載せていないところも含め、それぞれの店の方に直接説明して頂きました。 おかげで、久しぶりに5時解散、ということになった次第です。「あべの」も、かなり奥が深いです。




大阪市立阿倍野防災センター「震度7地震体験コーナー」

バーを持って、足を開いて踏ん張る。それでも、ちょっとやばかったです。前々から行ってみたかったところなので、大満足です。

熊本の地震と重なったのは全くの偶然です。今や、余所(よそ)事とは思われません。南海地震がいつ起きてもおかしくない、とまで言われています。




阿倍野墓地の五代友厚さん。

他に、関一、外山脩造、村山龍平、奥田辨次郎各氏のお墓に参りました。

大阪株式取引所、大阪商法会議所(現大阪商工会議所)、大阪商業講習所(現大阪市立大学)の3つくらいは覚えておいた方がよさそうですね。銅像があるところ、というわけです。




五代豊子墓





五代武子遺髪の碑





天王寺蕪の碑(府下唯一旧地現存:阿倍王子神社)

天王寺蕪がやがて、野沢菜として全国的に有名なものに変わりました。




草餅を戴きました。今が旬のヨモギ(蓬)を使っています。

戦国時代、真田幸村が真田山に布陣した際、天王寺村の茶屋に草もちを作らせたという言い伝えがあり、それを元に草餅を作っているとのことです。

草餅の餅はつかない(つくのは突き潰す)・粒餡は使わない(粒餡は潰れる)・草はヨモギを使う(食あたりをしないため)というコンセプトを守っているようです。




浪花ことばせんべい(はやし製菓本舗)

王子町1丁目なり。牧村 史陽「大阪ことば事典」が参考になっているようです。




BILIARD YASUNA の有名おばあちゃんは亡くなりましたが、お店は現在も健在です。

YASUNAは、安倍晴明の父親の名(保名)から付けたそうです。




「寺西家長屋」で有名な寺西家にお邪魔しました。バックの蔵は「十割蕎麦やまなか」(地酒専門店「山中酒の店」の直営店)が利用しています。 ちなみに、お店の入り口はここではなく、道沿いにあります。

土日に限り、昼メニューもあり、蕎麦だけでも構わないようです。 ただし、(本来)ここは蕎麦を食べるお店ではなく、そばをアテにお酒を楽しむ蕎麦屋さんなので、お間違えなく、というところでしょうか。