角館のサクラ  2021年4月22日

秋田県仙北市の「角館・武家屋敷通り」にやって来ました。枝垂れ桜で有名なところですが、満開は少し過ぎていたように思いました。 みちのく3大ザクラの仕上げでした。角館に約2時間滞在したあと、バスの窓から鳥海山を眺めながら、昼食場所の横手市に立ち寄りました。

サクラを愛でる旅は、ここでお終いになりました。非常事態宣言前の大阪に戻ります。(6km)


角館は何度も来ていますが、サクラの頃は初めてだと思います。



広場の枝垂れ桜




広場の紅枝垂れ桜




有料ですが、青柳家を拝観しました。藩への功績が認められ、特別に許された青柳家の薬医門。



青柳家の重厚な母屋。




元は甲府で武田の武器作りをしていたそうです。やがて水戸に移り、佐竹家の秋田への国替えに従い、芦田家の家臣として角館にやって来たようです。芦田家が断絶したあと、佐竹北家に仕え、南部境目山役を務め、主君の繁栄を支えたとのこと。最終的に100石取りとなりましたが、明治になってからも地主となって栄えたようです。



武家道具館には、本物の刀と槍がおいてあり、試しに持ち上げることができました。刀の方が断然重かった次第なり。



青柳家と姻戚関係にある小野田直武も角館のすぐ近くに住んでいましたが、平賀源内に絵を教わり、解体新書の挿絵を担当したそうです。その縁で、青柳家に解体新書が贈られました。



青柳家の庭の枝垂れ桜




反対側から撮ると、かなりよくなりました。




武家屋敷通りから離れて、角館を流れる桧木内川堤(ひきないがわつつみ)の桜並木にやって来ました。



並木 2




振り返ってみた並木 3 




ずっと前に連なる並木 4




前に見えた橋まで歩きましたが、さらに続きかあるようです。1.9kmになる桜並木のほんの一部で、引き返すことになりました。



ガイドさんお勧めの、いぶりがっこが最も美味しいという店。ここは側面で、入り口ではありません。



角館に別れを告げて、横手市まで来ました。食事後に駐車場に戻る際に、遠い場所で見かけた照明は、竿燈 (かんとう) 風なり。大阪では珍しい竿燈は、西成区玉手の生根神社にもありますが、「だいがく」と呼ばれています。



横手市の桜並木にも、お別れしました。