イケフェス大阪2015  2015年10月31日


正しくは「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2015」です。 他にいい命名がないものかと思いますが、考える力は残っていません。

ヨメと一緒に行きましたが、公開の時間を間違えたり、特別公開が昨日のうちに終了していたり、同じ場所を2度訪れたり‥とさっぱりでした。 どうやら、わたしは、細かい計画をたてるのが苦手なようです。行き当たりばったりでございます。

写真で紹介したものの他に、日本生命保険相互会社本館、大同生命大阪本社なども訪れました。 「ダイビルサロン1923」については、ほとんど気が付かないままでした。




三井住友銀行大阪本店ビル。外壁は兵庫県産の黄竜山石(きたつやまいし)とイタリア産大理石を混ぜた擬石ということです。ケバケバして見える独特のものです。竜山石は当時の流行らしく、芝川ビル、ダイビルでも使われているようです。




三井住友銀行大阪本店ビル:共用応接ロビーのステンドグラスだけは撮影できました。かなり手の込んだ立派なものらしいです。現在、光源はRED証明が使用されています。



元消防署だった今橋ビルヂングは、現在はイタリアンのお店「ダル・ポンピエーレ」になっています。思ったよりも内部は広く、ここで時間待ちをする必要はなかったようです。3階で、パスタランチを戴きました。




芝川ビル。インカだったか、マヤだったか、その彫刻は奇抜で、南米の香りがするビルです。戦前は花嫁学校だったそうですが、現在はテナントビルとなっており、いろんなお店が入っています。なお、このビルを建てた芝川又四郎氏は帝塚山に住み、竹鶴政孝・リタ夫妻の大家だったようです。帝塚山時代だけではなく、大日本果汁株式会社(後のニッカウヰスキー)を設立した後も出資者となるなど、長らく交流を続けたようです。




芝川ビル:4階の屋上テラスが特別公開ということでしたが、初めは気が付かず、再び訪れることになりました。



中之島フェスティバルタワーの西側に建っているのは、中之島フェステバルタワー・ウエストと言うようです。もちろん、朝日新聞社系のツインタワー(双子ビル)になる予定です。訪れる度に、どんどん高くなっています。




ダイビル:玄関上の彫刻「鷲と少女」を復元。




ダイビル:修復された柱は古いものと新しいものが重なっています。




ダイビル:修復された古い煉瓦の壁面と新しい煉瓦。新しい方は建物の北(裏側)に配置し、風通しをよくするためにあえて隙間をつくっているようです。



ダイビル:外壁を復元し、新しい高いビルが後方につくられています。大丸百貨店の構想も同じ考え方を取っているように見受けられます。